Webサイトでは、ログインしている時だけ表示されるメッセージがあったりとRPAのエラーを誘発する動きをします。
メッセージが表示される前提でRPAを作成すると、マッチするメッセージが表示されておらず、エラーとなってしまう場合があります。
エラーを未然に回避するには、画面マッチングによる分岐処理を組み込む必要があります。
画像マッチングによる分岐処理
画面上に指定の画像が表示されているかを確認する処理です。
処理の流れは以下のとおりです。
①状態チェック
②分岐(判断)
③実行(表示が確認できた場合)
①画像マッチング(状態チェック)
赤枠で囲んだ、「保存」ボタンが表示されているかチェックしています。
アクションは「状態チェック」を選択します。
状態取得結果は「パスワード保存確認」を選択しています。
「パスワード保存確認」は変数です。事前に任意の名称(分かりやすい名称)にて、変数に設定しておく必要があります。
②分岐
保存ボタンが表示されている場合、「真」の処理として、保存ボタンを押す処理を組み込みます。
条件式設定は以下のとおりです。
最初の画像マッチングの状態取得結果がtrueとなっている場合を「真」として取り扱います。
「真」であれば、保存ボタンが表示されているので、次の画像マッチングで保存ボタンを押す処理を設定しています。
逆に表示されていない「偽」の場合には、何も処理をしません。
③画像マッチング(左ボタンクリック)
保存ボタンを左クリックする処理です。
アクションは、「左ボタンクリック」を選択します。
画像の保存ボタンの上に青色十字を設定します。