「フューチュラ28」はドイター社が製造するアウトドア用のザック(登山用のバックパック)です。
ドイター(Deuter)は創業から100年以上の歴史を持つドイツのザックメーカーです。
ドイターの代表作がフューチュラ(Futura)シリーズです。
フューチュラの特徴的な機能が「エアコンフォートシステム」です。
エアコンフォートシステムとは、ザックと背中の間に空間をつくることで、背中に熱がこもらず快適に背負うことができるシステムです。
グレゴリー、モンベルにも似た機能を搭載したザックがありますが、元祖はドイターです。
改良が繰り返され今に至るモデルのため、この機能に関してはドイターに一日の長があると思います。
長年使ってきたフューチュラ28がへたってきたので、新しいモデルを購入しました。
現行モデルと旧モデルの違いをとおして、フューチュラ28についてご紹介します。
デザインがよくなった
デザインはあくまでも好みですが、個人的にはかなり良くなったと思います。
正直、旧モデルを買うときはデザインが好みではない上、黒色のモデルがなかったので購入をかなり悩みました。
新モデルはほぼ黒色がラインナップに加わったこと、デザインが一新されたことは嬉しい限りです。
チェストストラップなど、全体的にストラップが細くなってます。
2気室から1気室になった
アウトドア用のザックを使わない方には馴染みがない言葉かもしれませんが、ザックでは収納スペースを区切って使うことができるモデルがあります。
旧モデルは、ザック内にあるチャックを閉じることで2気室にすることができました。
現行モデルでは2気室にすることができません。
2気室だと上下で収納を分けて、取り出すときも下から取り出すことができて便利でした。
(普通のカバンは手を上から突っ込んで「どこだ?どこにいった?」って感じで探しますよね)
デザインの変更により、前面のチャックがなくなりスタイリッシュにしたことによる副作用と言ったところでしょうか。
ウエストベルトがしっかりとした
旧モデルと違ってウエストベルトがかなりしっかりと作られています。
ウエストベルトを締めると腰をしっかりとホールドしてくれて、重量のある荷物を持った際の負担をかなり軽減してくれます。
ただ、ウエストベルトを開けていると、ベルトが横に広がって、スーパーなど日常生活で使用する時にジャマになるというデメリットがあります。
ウエストベルトがしっかりしたことで、ザックが自立しやすくなってます。
旧モデルは自立はほぼできないので、立てるとコテンと倒れてしまいます。
ウエストベルトポケットがついた
旧モデルにはなかったので、嬉しい変更点です。
私が使っている6.26インチのスマホ(HUAWEI NOVA5T)はケースを付けていますがぎりぎり入ります。出し入れはしずらいので、頻繁に取り出す使い方には向いてないです。
スマホ次第ですが、最近のスマホは大画面化してきているので、ポケットにスマホを入れるのは結構難しいかもしれません。
小物であれば出し入れがは容易なので使いやすいです。
ハンカチやイヤホンなどを入れて使ってます。
サイドポケットにドリンクが入れやすくなった
サイドポケットが身体の真横に近くなっているせいか、ザックを背負ったままでもドリンクを取り出しやすくなってます。
私は身体が硬いので、旧モデルではザックを背負ったままドリンクを取り出すことは諦めてました。
新モデルではドリンクを取り出すことができるようになりました!
サイドポケットのメッシュ素材が粗目になってます。粗くはなってますが、耐久性が落ちているというような印象はありません。
前面にメッシュのポケットがついた
頻繁に使うタオルなどを気軽にしまえて意外に便利です。
メッシュ素材がかなり伸縮するため、中に入れたものをしっかりとホールドしつつ、取り出しは容易にできます。
フロントポケットにチャック付きのポケットができた
貴重品を安心して収納することができるようになりました。
フロントポケットに財布を入れてましたが、他にいろいろとモノを放り込んでいると、意外に財布を探すことが難しかったので、ポケットがあると結構便利です。
エアコンフォートシステムがよくなった
科学的にどう良くなったと説明はできませんが、使用した感覚では涼しさはそのままに背負い心地が良くなっていると思います。
エアコーンフォートシステムは、ザックが背中にくっつかないことで背中が蒸れない構造になってます。
旧モデルと比較して、背中の空間が広くなっているので、より蒸れないようになってます。
また背面メッシュ素材が見た目も含めて良くなっています。
エアコンフォートシステムを搭載したフューチュラシリーズは背中が蒸れないという大きなメリットがあるため、その1点だけをとってもオススメできるモデルだと思います。
私はフューチュラ28を購入するにあたって実物を見ずにネットで購入しました。
その際、情報が集めることが難しかったので、購入を検討されている方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
最後に着用した感じをお見せします
今回紹介したフューチュラ28は容量が28リットルのモデルとなっており、ぎりぎり日常で使えるデザインです。
30リットル以上のモデルになると登山用特有のゴツさが出る上、雨ブタがついて荷物の出し入れがしづらくなります。
<正面>
<側面>
<背面>